はじめに
ここ数年で禁煙ブームに拍車がかかり、通常の紙巻タバコを吸う人は凄い減ってきました。
紙巻タバコが減ってきたと言っても完全にタバコを辞めれたって言う人は意外と少ないんです。
じゃあタバコを辞めてないのに紙巻タバコを吸う人が減ってきてるのか、それは「電子タバコ」や「加熱式タバコ」にシフトしていってるんです!
とは言ってもそもそも「電子タバコって何?」「加熱式タバコって何?」「二つは同じものじゃないの?」っていう疑問が残りますよね。
今回はそんな「電子タバコ」と「加熱式タバコ」がどう違うのかを比較してご説明させていただきたいと思います!
「加熱式タバコ」と「電子タバコ」って何?違いは?
日本の喫煙者の割合は「75%が紙巻きたばこ」「20%が加熱式タバコ」「5%が電子タバコ」と言われており、少しずつ紙巻タバコを辞めて加熱式タバコか電子タバコにシフトしている人が多くなっているようです。
加熱式タバコは1年で5~10%ほどシェアを伸ばしているようなので、今一番人気なのは加熱式タバコのようです。
ちなみに最近流行っている電子タバコは「EasyVAPE」で、加熱式タバコは皆さんご存知「アイコス」です。
ですが、加熱式タバコと電子タバコを同じように考えてる人が凄い多く、実際は大きな違いがあります。
では加熱式タバコと電子タバコは一体何が違うのでしょうか?その違いを紹介して行きたいと思います!
「加熱式タバコ」と「電子タバコ」 って?
まず簡単に加熱式タバコと電子タバコの違いを説明します!
加熱式タバコは「タバコ葉」を使用しており、タバコ葉を加熱して水蒸気を吸うというものです。
タバコ葉を使っているので味わいはタバコに近いですが有害物質のニコチンやタールが微量ではありますが含まれています。
次に電子タバコは「タバコ葉」は一切使っていません。リキッドという専用の液体を熱する事で水蒸気が発生し、それを吸うのが電子タバコです。
タバコ葉を使っていないので味わいがタバコとは遠いですが、有害物質が全く含まれていません。
「加熱式タバコ」とは?
先ほど説明したようにタバコ葉を加熱して水蒸気を吸うのが加熱式タバコです!ここでは機能別に紹介します!
使用方法
- 加熱式タバコの使用方法は加熱式タバコの本体を充電し、充電が終わったら専用のタバコスティックを本体に差し込みます。
- 差し込んだ後、本体の電源をONにすると加熱が始まります。数十秒(種類による)待ったら後はタバコスティックを吸い込むだけ。
- 吸い終わったら使用済みのタバコスティックを捨てて終了です。
使用感
使用感はかなりタバコに近いです!タバコと比べてしまうと使用しているタバコ葉が少ないのでどうしてもパンチが少なくなってしまいますがそこまで気になりません。
なんとなく吸ってる人や普通の紙巻タバコを吸っている人なら満足できると思いますが、紙巻タバコで一番強いのじゃないとダメ!って言う人は正直微妙だと思います。
機能
連続喫煙機能、バイブレーション機能、充電機能等
成分
ニコチン、アクロレイン、ホルムアルデヒド、ポロニウム、アセナフテン、水等
タールの有無
タバコに比べると微量ですが含まれています。
ニコチンの有無
タバコに比べると微量ですが含まれています。
「電子タバコ」とは?
電子タバコはタバコ葉を使用せず、専用の液体を熱する事で発生する蒸気を吸うのが電子タバコです!
使用方法
電子タバコにリキッドタイプ、カートリッジ交換タイプ、使い捨てタイプがありますが、オーソドックスなリキッドタイプで説明します!
- 本体を充電し、終わったらリキッドを注入
- 電源を入れ温めたら準備完了!
- リキッドがなくなるまで吸い続け、なくなったらリキッドを補充しましょう。
使用感
やはりタバコ葉を使っていないのでどうしても紙巻タバコや加熱式タバコに比べると劣ってしまいます。
ただ水蒸気量がかなり多いタイプもあり、それなら「吸っている!」っていう感覚があるのでそこまで問題はないと思います。
ただ、加熱式タバコと同じく紙巻タバコできついやつを吸っている人は物足りなさを感じるかもしれません。
加熱式タバコと違ってゴミがほとんど出ないのが良いですね。
機能
連続喫煙機能、バイブレーション機能、充電機能等
成分
食品添加物、プロピレングリコール(PG)、植物性グリセリン(VG)等
タールの有無
電子タバコにタールは一切含まれていません。
ニコチンの有無
電子タバコにニコチンは一切含まれていません。
「加熱式タバコ」と「電子タバコ」の違いを分かりやすく解説!
実際に加熱式タバコと電子タバコがどう違うのかを比較してみたいと思います!
加熱式タバコ | 電子タバコ | |
値段 | 1,500円~5,000円 | 8,000~9,800円 |
加熱方法 | タバコ葉を加熱 | 液体を加熱 |
加熱温度 | 350℃ | 200~400℃ |
タール・ニコチンの有無 | 有 | 無 |
タバコ葉使用の有無 | 有 | 無 |
吸い殻の有無 | 有 | 無 |
吸った感じ | 紙巻タバコに限りなく近い | 紙巻タバコから遠く、パンチが少ない |
比較してみましたが、加熱式タバコの方が成分や吸った感じが紙巻タバコに近く、電子タバコの方が紙巻タバコから離れているようです。
ただ加熱式タバコはタバコ葉を使用しているのでニコチンやタールが発生するのが難点ですね。
電子タバコは有害物質が限りなくゼロに近いので健康を考えるなら圧倒的に電子タバコになると思います!
徹底比較してみた!加熱式タバコ&電子タバコの2019年最新モデル
ココでは2019年に発表された最新モデルを旧型と比べてどうなのか比較していきたいと思います!
機能やコストは?
加熱式タバコで最新モデルと言えば「アイコス 3 マルチ」だと思いますが、今までアイコスでは出来なかった連続吸いが出来るようになったのが特徴。
コストに関しても8,980円と従来のアイコスとそこまで大差ないっていうのも良いですね!
加熱式タバコ
(引用:https://jp.iqos.com/products/iqos/3)
アイコスの新モデル「IQOS 3」「IQOS 3 MULTI(マルチ)」を発表しました。
二つ発表していますが、今回は連続吸いが出来るようになった「IQOS 3 MULTI(マルチ)」をご紹介します!
まずIQOS 3 MULTIはとにかく軽いのが特徴で、重さは卵1個よりも軽い50g!
更に最大の特徴がアイコスでは今までなかった「連続吸い」が出来るようになった事、またその回数が10回という凄まじさです。
今までのアイコス、というよりも加熱式の常識を覆すレベルが今回のIQOS 3 MULTIです。
また、コスト面でも従来のアイコスとそこまで大差なく、IQOS 3に比べると2,000円も安く購入する事が出来るのも特徴です。
機能 | コスト | |
新型 | 連続吸いが可能になった | 8,980円 |
旧型 | 連続吸いが出来なかった | 9,800円 |
新型アイコスの最大の特徴は何度もお伝えしていますが「連続吸いが出来るようになった事」です。
これにより今まで単発でしか吸う事が出来なかったアイコスと差別化が出来ましたし、他の加熱式タバコを置いてきぼりにするレベルの連続吸いが実現したんです!
電子タバコ
電子タバコの最新モデルはE-bossvapeのVape One Ⅱ(ベイプ ワン ツー)です。
今までに比べて操作性が良くなりメンテナンスも簡単になったスターター。
40w出力で圧倒的な煙量を実現しつつ、簡単な操作で煙量を調整する事も出来ます。
1人で爆煙が吸いたい時は最大にして、周りに人がいる時は煙量を抑えるという事が簡単に調節できる上に味の濃さまで調整できます!
更にアトマイザーを外さずにリキッドが注入出来ますし、分離型なのでメンテナンスや掃除が簡単に出来るのも特徴です。
コストは5,360円ほどで加熱式タバコよりも低価格になっています。
機能 | コスト | |
新型 | バッテリー容量が旧型の約3倍、最大出力40wに加え操作性が簡単になり分離型になった事でメンテナンスも容易になった | 5,360円 |
旧型 | バッテリー容量が少なく持続性が無かった、更に一体型だった為取り外し出来ずメンテナンスや掃除が難しく故障の原因になっていた | 5,000円~7,000円 |
最新モデルではありますが初心者でも簡単に利用できるタイプの電子タバコです。
低価格な上に本格的な電子タバコの味わいが楽しめます。
特にこのモデルは操作性が抜群に良く(基本的に全てボタン一つで操作する事が可能)で分離型なのでメンテナンスや掃除が楽です!
一体型の場合電池部分が濡れてしまうと壊れてしまう事がありましたが、分離型だとその心配がないので良いですね。
電子タバコのおすすめランキングは別ページにまとめているので、気になる方は要チェック↓
加熱式タバコ、電子タバコの10個のメリットとデメリット
加熱タバコも電子タバコもメリットがあればデメリットがありますのでそちらをご紹介します!
加熱式タバコ
メリット
- 紙巻タバコよりも安い
- 受動喫煙による周囲への被害が少ない
- 使い捨て部分が少なく、ゴミが出にくい
- ニオイを抑える事が出来る
- 直接的な火を使わないので危険性が少ない
デメリット
- ニコチンやタールが含まれている
- 充電が面倒、バッテリーが切れると吸えない
- 機器が壊れると吸えない
- 初期費用が少しかかる
- ヒートスティックを購入出来る方法が少ない
電子タバコ
メリット
- ニコチンやタールが一切含まれない
- タバコ葉を使わない
- 圧倒的にゴミが出ない
- 受動喫煙による周囲への被害が少ない
- ニオイがほとんどしない
デメリット
- 紙巻タバコや加熱式タバコに比べるとパンチが少ない
- 充電が面倒、バッテリーが切れると吸えない
- 機器が壊れると吸えない
- 初期費用が少しかかる
- メンテナンスが大変
メリット・デメリットから分かること
基本的に加熱式タバコと電子タバコの大きな違いは「タバコ葉の有無」によるところが大きいので、メリットやデメリットはほとんど同じような感じになります。
というのも両方とも主要バッテリはー電気で充電式、水蒸気を吸うという部分が同じなのでそこまでの違いがないんですね。
受動喫煙による被害は両方とも無い、というのが非常に大きいのではないでしょうか。
その中でも圧倒的に違う事と言えばやはり「タバコ葉の有無」と「ニコチン、タールの有無」です。
加熱式タバコはタバコ葉を使っているので健康被害が懸念されますが、タバコを吸っている感覚に近いので違和感なく加熱式タバコに変更できます。
逆に電子タバコはタバコ葉を使っていないので健康被害はかなり抑えられますが、タバコを吸っている感覚とは少し違う為違和感を覚えてしまう人が多いんですね。
どちらも一長一短ですが、少し健康に気を付けて受動喫煙も気を付けたい人は加熱式タバコ。絶対に健康面に気を使いたい人は電子タバコという感じです。</ >
加熱式タバコと電子タバコによる健康への被害は?
先ほども少しだけ触れましたが、健康への被害は実際の所どのような違いがあるのでしょうか。
やっぱりタバコを吸う上で気になるのは健康への影響なので、有害成分を比較してみましょう!
有害成分比較表※全ての有害物質(200種類)ではありませんが、比較的有名な有害物質まとめ
加熱式タバコ | 電子タバコ | |
アセトアルデヒド | 含まれる | 含まれない |
ホルムアルデヒド | 含まれる | 含まれない |
ベンゼン | 含まれる | 含まれない |
ベンゾピレン | 含まれる | 含まれない |
たばこ特異的ニトロソアミン | 含まれる | 含まれない |
クリセン | 含まれる | 含まれない |
ベンゾアントラセン | 含まれる | 含まれない |
ナフタレン | 含まれる | 含まれない |
タール・ニコチン | 含まれる | 含まれない |
比較から分かることまとめ
表を見てわかるように加熱式タバコは有害物質と言われている成分が多く含まれていますが、電子タバコには含まれていません。
これは加熱式タバコが「タバコ葉を加熱する」のと、電子タバコが「液体を加熱する」という違いです。
簡単に言うと、タバコ葉を使うという事は「タバコに含まれる有害物質も含まれる」という事ですよね。
逆に電子タバコはタバコ葉を使っていないので有害物質がほとんど皆無なんです。
というよりも電子タバコの主な成分は「食品添加物、プロピレングリコール、植物性グリセリン、水」が基本なので有害物質とはかなり無縁に近いんです。
とはいえ、加熱式タバコに有害物質が含まれてはいますがタバコよりも含有量が圧倒的に少ないのでタバコに比べると天と地ほどの差があります。
あくまでも「大量に含まれる」ではなく「少量だけ含まれる」なので、そこまで過度に反応しなくてもいいと思います。
健康面を気にするなら電子タバコが絶対に良いですね。
「加熱式タバコ」と「電子タバコ」どちらを選べば良いの?
加熱式タバコと電子タバコ、両方ともメリットデメリットがあるのでどっちの方がいいか迷いますよね(笑)
なのでココではオススメな人をご紹介します!
加熱式タバコがおすすめな人
- 紙巻タバコに近いレベルのパンチが欲しい人
- 少しだけ健康面に気を付けたい人
- 受動喫煙を抑えたい人
- コストを抑えたい人
電子タバコがおすすめな人
- 健康面を第一に考える人
- 受動喫煙による被害をほぼゼロに抑えたい人
- コストを抑えたい人
- タバコのニオイを完全に消したい人
加熱式タバコの方が紙巻タバコに限りなく近い吸いごたえがありますが、健康被害やタバコのニオイなどが気になります。
電子タバコは吸いごたえは少し弱いですが、健康面やニオイに関しては圧倒的に加熱式よりも少なくなっています。
やはりどちらも一長一短なので自分に合ったものを選びましょう!
自分が「何を求めるか」で決めるのが一番良いと思います!パンチなら加熱式タバコ、健康面なら電子タバコ!のように。
まとめ
今回は加熱式タバコと電子タバコの違いや被害の比較と、2019年モデルもご紹介させていただきました!
加熱式タバコと電子タバコを同じように考えている人が多いのですが、こうしてみると二つは似ているようで全く似ていないのがわかります!
- 加熱式タバコ→紙巻タバコに限りなく近い吸いごたえがあるがタバコ葉を使用し、ニコチンタールが含まれている。受動喫煙による被害は少ない
- 電子タバコ→吸いごたえは加熱式タバコに劣るものの、タバコ葉を使用しておらずニコチンタールが含まれていない。受動喫煙による被害は皆無
このような違いがあり、どちらか迷っている人は「何を目的に吸うのか」で決めるのが一番いいと思います。
ちなみにコスト面は両方とも紙巻タバコに比べると初期費用は高くなりますがランニングコストは安くなります!
というのもどちらも本体を購入しないといけないので、最初はどうしてもお金がかかっちゃうんです。
ただ、加熱式タバコならヒートスティックが安く、電子タバコならリキッドが安いので年間で見ると紙巻タバコよりも圧倒的に安くなります。
どちらが安いか?となると「電子タバコの方が安い」ので、コスト面を一番に考える人は電子タバコをオススメします!